EDの原因について

若い男性にも増えているED

EDとは、充分な勃起を維持できない症状、すなわち勃起不全を引き起こす病気です。実は日本の男性の3人に一人が悩まされているとも言われています。もちろん、加齢によって性器の元気がなくなるという現象は昔から見られました。しかし、最近は若い男性の中にもEDの症状に悩んでいる人も増えており、それがセックスレス、あるいはそもそも女性に対して自信を持てずに結婚ができないという社会現象にもつながっています。
若い男性の多くはIT関連の仕事に就いている人だとの指摘もあります。特にSEと呼ばれるシステムエンジニアは長時間にわたるデスクワークが中心となる、決して健康的とは言い難い仕事です。ストレスも多いでしょう。そんな現象から紐解いて考えてみても、このEDの原因はひとつのものではなく、複数の要因が存在し、それが複雑に絡み合っているようにも見えます。

EDを引き起こす身体的要因

それでは、主なEDの原因を探っていくまえに性器が勃起するメカニズムを考えてみましょう。勃起というのは性器に血液が流れ込み、性器の動脈が広がることで、その周囲に分布する海綿体に血が流れ込んで性器が膨らむ、あるいは硬くなるというものです。性器に血が流れ込むためには、当然、脳が性的な興奮を覚え、それが神経を通って性器に伝わらなければなりません。
この勃起プロセスに関わるいずれかの器官に障害があれば、充分な勃起を得られない可能性があります。例えば、脳の障害、精神障害、血管の動脈硬化など、これらの症状は老化によって引き起こされるため、中高年の方のEDの主な原因となっているのも頷けます。糖尿病や高脂血症など生活習慣病の影響も考えられます。また、加齢によって男性ホルモン値が低下。いわゆる男性の更年期障害に陥ったときに、性欲そのものが減退し、勃起がしづらくなることが考えられます。

EDを引き起こす精神的要因

10代~30代の若年層にみられるEDの原因のほとんどが精神的な要因です。これを心因的EDと呼んでいます。男性は過度なストレスにさらされ続けるとEDを引き起こすリスクが高まります。これはEDだけではないかもしれません。ストレスは多くの病気の引き金になっているのは確かです。男性の場合、主に職場でストレスを抱えます。上司との軋轢、仕事の失敗、自分が評価されていないという劣等感、さらに対人関係がうまくいかないと大きなストレスを感じるようになります。また、パートナーとのセックスの失敗がトラウマとなるケースも多く見られます。「失敗したらどうしよう」「彼女に失望されたらどうしよう」という気持ちがストレスになり、性的興奮をじゃましてしまうのです。

ストレスとEDの関係

どうしてストレスを感じると勃起しなくなるのか。そのメカニズムについて解説します。勃起は副交感神経と言われる、リラックス時に有効に働く自律神経によって促されます。ストレスがたまると、この副交感神経とは真逆の働きをする、攻撃的な交感神経が高まってしまうため、勃起を妨げてしまうのです。ところがずっとリラックスしていれば良いかというとそんなことはなく、射精のときは攻撃的な交感神経が高まり、性的満足を得られますから、両方の自律神経がバランスよく作用することが重要になります。
とにかく、ストレスをためない耐性をつくることが重要で、これは適度な運動や十分な睡眠が必要となります。性格にもよりますが、何事もくよくよ考えないことで。考えれば考えるほどストレスはたまるばかりで、何も解決策は見出せません。最近は、ストレスの解消にマインドフルネスが有効だという話があって、大きなブームになっています。これは深呼吸をすることで精神の安定を得るというもので、かなり効果が高いようです。ぜひ、お試しください。